近代絵画を代表するアンリ・マティス(1869-1954)の20年ぶりの大回顧展
近代絵画を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954)の日本では20年ぶりの大回顧展が東京都美術館で開催中です。会期は2023年4月27日~8月20日まで。
日時指定予約制になっているので事前予約が必要です。当日券もあるそうですが、確実に入場するために予約をお勧めします。日本語の音声ガイドは会場入り口で650円で借りることができます。
展覧会がはじまって間もなくの5月の上旬の土曜日に、マティス展を見に東京都美術館へ行ってきました。
マティスと言えば、同世代ではピカソ、クレー、ジャコメッティなどいずれも20世紀を代表する芸術家が活躍しています。マティスの描く絵は、生涯を通していろいろな変化を見せてくれますが、ピカソのキュビズムの影響を受けたと思われる絵画なども見ることができます。
マティスの絵は、純粋な色彩による絵画様式であるフォーヴィズム(野獣派)を生み出しました。その鮮やかな色彩や光の当たり方などに、私たちの感性に訴えるものがあります。
今回の回顧展では絵画だけでなく、彫刻やデッサン、晩年に取り組んだ切り絵、そして最後の集大成である南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂の資料まで、たっぷりマティスを楽しめる構成になっています。
会場内には写真撮影可のゾーンもあります。いくつかご紹介しましょう。
写真撮影は不可でしたが、マティスが晩年、集大成として取り組んだ南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂など、見どころは満載です。
見学が終わった後は、ミュージアムショップがあります。最近のミュージアムショップは充実していて、美術館へ行く楽しみの一つになっていますね。
マティスの描いた絵を用いて、絵ハガキやポスター、マグカップ、Tシャツ、バッグ、手ぬぐい、カップやアクセサリー、バッジなど。私はマティスの切り絵のポスターを購入して、自宅に飾りました。
会期はまだまだありますので、興味のある方はぜひ足をお運びください。