ムンバイのアールデコ建築
インド・ムンバイには 数百のアールデコ建築群 があることをご存じでしたか?
ムンバイのアールデコ建築群が世界遺産に登録
ムンバイ(旧ボンベイ)はインドの西海岸にあるインド最大の商業都市です。ちょっとイメージが湧きにくいですが、そのムンバイに多くのアールデコ建築群が現存しており、2018年に ヴィクトリアン・ゴシックとアールデコの遺産群 として文化遺産として世界遺産に登録され、観光スポットになっているそうです。
アールデコとは
20世紀初頭(1920~30年頃)、アールヌーボーの次に世界で流行した装飾技術です。アールヌーボーが植物をモチーフにした曲線的で一点主義だったものに対し、アールデコは直線的・幾何学的で大量生産も可能なデザインで、パリを中心にヨーロッパ、アメリカで花開きました。建築だけでなく、家具、工芸、ファッションなどの分野でも取り入れられました。
アールデコ建築と言えば、有名なのはアメリカ・ニューヨークのクライスラー・ビルディングやエンパイヤ・ステート・ビルディング、日本では東京都庭園美術館や山の上ホテル旧館などがあります。
そんなアールデコ建築がインドのムンバイにたくさん残っており(その数はマイアミに次いで2番目に多いとのこと!)、さらに文化遺産として世界遺産に登録されたとのこと、インド好きとしては、これはぜひムンバイまで見に行かなければ!と思いました(コロナが収束してからになりますが…)。
ちなみにムンバイのアールデコ建築はインド独自に発展したものの影響もあり、「インド・デコ」とも呼ばれているそうです。また、アールデコ建築を改装してそこに住むことが インド人の憧れ なのだそうです。