建築士の自邸訪問
山形県山形市で「廣田建築設計事務所(ひろたけんちくせっけいじむしょ)」を主宰している女性建築士の廣田慶子さんが設計した、在来木造2階建ての自宅兼事務所を拝見させていただきました。
写真1: 2階から1階リビングルームを見下ろしたところ。リビングルームの上部は吹抜けの傾斜天井になっていて、開放感にあふれた明るい空間になっています。
写真2:中央のテーブルとベンチは山形市の「家具工房モク」に作ってもらったオリジナルの家具。テーブルはもう少し大きい方がよいのでリフォームしてもらう予定だそうです。
写真3:テーブルの上のティッシュケースはこの家を建ててくれた大工さんの手作り。新築のお祝いにいただいたとのことです。
写真4:廣田家の家族の一員の瑠璃ちゃん(メス、10才)。ウッドデッキに面して日当たりの良い場所がお気に入り。床のフローリングはリボスの自然塗料が塗ってある杉の無垢材です。杉はやわらかい樹種なので、ワンちゃんの足にもよさそうです。
写真5:廣田邸のペレットストーブ。高断熱・高気密住宅のため、室内の空気を汚さないFF方式の「ほのか」(山本製作所/本社:山形県天童市)を採用。スタイリッシュなデザインで人気の機種です。
冬の寒さが厳しく森林資源が豊富な山形では、薪を燃料とする「薪ストーブ」や間伐材などから作られるペレットを燃料とする「ペレットストーブ」を暖房器具として利用する人が増えています。どちらも体の芯からぽかぽかになり、バツグンの暖かさです。なによりゆらゆらと揺らめく炎には心から癒されます。
写真6:2階から庭を臨む。広い庭は近々フェンスで囲ってドッグランにする予定。その先の新緑も美しく、借景も素晴らしい。
写真7:訪問時、前日摘んだという山菜をごちそうになりました。左が胡麻和え、右がお浸しです。
木がふんだんに使われた室内でいただく摘みたての山菜は、格別なおいしさでした。
廣田さんは山形の女性建築士として第一線で活躍中。私が2011年8月~2015年3月まで山形に住んでいた時にもいろいろ教えていただきました。東北ならではの冬の寒さも含めた四季の自然の美しさなど、その地の特性を生かし、地産材を多用した住まいづくりをされています。
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