天井照明と一体化し、場所を取らない空気清浄機
わが家は4人家族の全員が花粉症で、症状の軽い重いはそれぞれですが、特に症状が重い家族の花粉対策には気を使っています。
例えば洗濯物は外には干さない、花粉の時期には窓を開けたところをぐっとガマン、時にはエアコンの送風機能を使い、リビングの空気清浄機は24時間365日、稼働させています。
このリビングの空気清浄機について、そろそろ買い替え時かなと思い、いろいろ探しているのですが、ある程度の能力が欲しいとなると形も大きくなり、お値段も高くなり「うーーん」と悩んでいました。
そんな今日この頃ですが、
照明と一体型になっていて場所を取らない空気清浄機
があることを知りました。
一つ目は2018年1月に販売開始となったsharpの「天井空清」。
天井のLEDシーリングライト(照明機能)と空気清浄機能を兼ね備えています。
■sharp「天井空清」
天井から下に垂れ下がるペンダントライトと違い、天井にくっつくシーリングライトなので、圧迫感がなさそうです。
照明器具としては調光10段階で寒色から暖色まで、プラス八重桜とソメイヨシノの桜色もあります。
一番下のフロントパネルから室内の空気を取りこみ、照明器具に内蔵されたフィルターを通してキレイになった空気が上部側面から排出されます。
画像出典:いずれもsharpホームページより
照明器具としても、空気清浄機としても高性能とのこと。
空気清浄機能としては、花粉の1/12の大きさしかない小さな粒子のPM2.5まで、しっかり除去する能力があるとのことです。
また、静電HEPAと脱臭が一体化したフィルターが内蔵されているため、ニオイもちゃんと除去してくれるとのこと。うれしいですね。
リビングの真ん中の天井に、ドンとつけたいイメージです。
もう一つは、食卓の天井につけたい
富士工業株式会社のcookiray(クーキレイ)。
2012年9月の発売とのことで、こちらが照明一体型空気清浄機の草分け的な存在といえるでしょう。
■富士工業株式会社「cookiray」
※上の写真は高級感がある「ウッドブラック」。デザインは数種類あります。
食卓の上で発生した油や煙、ニオイを吸い込んで、照明器具に内蔵されたフィルターを通してキレイな空気を室内に戻してくれます。
画像出典:いずれも富士工業ホームページより
こちらのすごいところは、繰り返しになりますが、食卓を照らすペンダントライト(LED照明)として使用しながら、食卓で出たニオイや油、煙をカットしてくれる点です。
マンションや、近隣住戸がひしめき合うような環境では「ニオイ」も近隣問題のひとつとなっていますが、こちらはそんな悩みも解消してくれそうです。
また、室内にニオイがついたり油が飛び散ることを懸念して、自宅で焼肉を自粛しているご家庭もあると思います。そんなご家庭にも良さそうです。
sharpの「天井空清」と富士工業の「cookray」、この二つとも、天井に引っ掛けシーリングがついていれば、自分でつけることができます。
床に置くタイプの空気清浄機は、置き場所に困ったり、コードが危険という悩みがありましたが、これらのように、天井の照明器具と一体化してしまえばそんな悩みも解消されますね。
なにより「空気清浄機を天井にもっていっちゃおう」という着眼がユニークだと思います。
発想や機能は素晴らしいのですが、次に気になるのはそのお値段です。
sharpの「天井空清」FP-AT3 は本日の価格.comの最安値で69,448円。
富士工業のcookirayは、同じく本日の価格.comの最安値で31,795円(ホワイト)~79,932円(ウッドブラック)となっています。
(cookrayは照明器具のデザインによって価格が変わります)
空気清浄機能の「場所を取らない」ということにどれだけ価値を置くか、でしょう。
新築の家で、照明器具と空気清浄機を、両方とも「これから買う」という時は、いいかもしれませんね。
花粉症の人にとっては、空気清浄機はマストです。
わが家でも熟考中ですが、空気清浄機を検討している人は、今回ご紹介したような、
照明器具一体型で場所を取らない空気清浄機も、ひとつの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。