アトリエ日記 ~女性建築士のつぶやき~

建築、住まい、日々の暮らしのことをつぶやいていきます

ホッとライフ お手軽リフォーム術 DIYで室内に物干しスペースを作ってみよう

梅雨の時期、お洗濯を干す場所に困っていませんか?

もしお困りでしたらDIYで室内に洗濯物干しスペースを作ってみませんか。

 

ホームセンターなどに行くと、さまざまな種類の室内物干しグッズがあります。

例えば

・必要な時に壁から壁にコードを伸ばすタイプ

・天井から棒を吊り下げ、その先端にあるわっかの部分に物干しざおを通すタイプ

・窓枠に物干しざおを引っ掛ける金具を取り付けるタイプ

                             などなど

 

今回は必要な時だけコードを伸ばすタイプ(写真左)を取り付けてみました。

また、壁に金具を取り付けるために、壁の下地がある場所がわかるセンサー(写真右)と、針を刺して下地を探す工具(写真中央)も併せて使用します。

 

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室内物干し金物は、洗濯物の重量がかかっても落ちないように、しっかりと取り付けなければなりません。そのためには、壁の内側に入っている、柱や間柱などの位置を調べ、そこにしっかりとネジを打ち込まなければなりません。

 

室内物干し金具を取り付けることはそんなに難しくないのですが、この壁の中にある柱や間柱の位置を調べるのが少し難しいかもしれません。実際にセンサーを使って調べてみましたが、センサーが鳴る場所が何度やってもズレます…! 

 

壁に針を刺して下地の位置を調べるという方法も、壁に穴が開くため、なんとなくためらいがあるかもしれません。

 

結局、壁の中の下地を探す方法で一番わかりやすかったのが、ドライバーの背で壁をたたいていき、音が変わった場所を探すという方法です。トントン…が、ドンドンと鈍い音に変わった場所が、中に柱や間柱のある位置になります。

 

あとは、柱や間柱が入っている位置をあらかじめ予測することもできます。例えば、ドアや窓などの開口部の両脇や、壁と壁がぶつかるところなどには、たいてい柱か間柱が入っています。柱や間柱は45センチピッチで入っていることが多いので、それも目安にしてもいいでしょう。

 

取り付けの様子は2016年6月16日発行の公明新聞に掲載されました。

 

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なかなか実用的ですので「洗濯物は自然乾燥したいけど室内に干す場所がない…」

という人は、ぜひやってみてください。

 

※木造住宅の取り付け方法になります。