アトリエ日記 ~女性建築士のつぶやき~

建築、住まい、日々の暮らしのことをつぶやいていきます

オリジナルの手洗い鉢はいかがですか。

ただいま、自宅の1階にあるトイレのリフォームを計画中です。

 トイレといっても比較的広く、現在便器と洗面台が別々についています。便器は手洗のついた従来品で、洗面台にいたっては、だれもここで洗髪しないのに、なぜかシャンプードレッサー。

 ここはお客様も使用するので、ゆっくりくつろげるレストルームに変身させようと思います。まずは必要のないシャンプードレッサーを撤去し、手洗カウンターを設けることに。

 手洗ボウルは、この春まで山形市に住んでいたこともあり、何度か訪問した山形の窯元さんにお願いして、オリジナルの手洗い鉢を作ってもらうことにしました。

 3月上旬に窯元に行き、以前こちらで製作したという手洗い鉢を見せてもらいました。

 

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左上は、丸型で平たい形をしており、洗練された印象です。

右上も丸型ですが比較的深く、実用的な形です。

下は四角で大きく浅く、和風の渋い仕上がりになっています。

 

これらを参考にしながら、形も色も好みを伝え、オリジナルで焼いてもらいます。焼くときはいつも同じものを複数個焼いて、その中から選んでもらっているとのこと。ここにあったのは、過去に注文を受けて残ったものです。

 

じっくり検討した結果、実用性を重視して、形は右上の丸型と同じにしました。

ちなみに寸法は直径28センチ、高さ10.5センチ、底の径は12.5センチです。

 色は、どれもステキなのですが、どんなものにも合って、この窯元の代表的な作品で多用されている「白」でお願いしました。

 

そして一か月ほど待ち、待望の手洗い鉢ができました。それがこちらです。

 ■斜め上から見たところ

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■真上から見たところ

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シンプルながら…とてもきれいに焼けています。

 陶磁器のように真っ白というわけではなく、ところどころに班が入り、表情があります。和でもあり洋でも合うような仕上がりです。掃除がしやすいようツルツル仕上げにしてもらいました。

 

ちなみに今回オリジナルで作っていただいた窯元さんは、山形・平清水焼きの窯元 「七右ェ門窯」さんです。最近、このような陶器の手洗い鉢は人気があり、あちこちの窯元から出ているようですが、手洗い鉢は長い間、毎日使うものなので、思い出のある窯元さんで作ってもらえてうれしいです。

 

この手洗い鉢を元に、このあと鏡、水栓、タオルかけ、照明、壁紙、カウンターなどを決めていきました。次回は悩んで選んだその他のパーツをご紹介します。

 

 

 

山形・平清水焼きの窯元 七右エ門窯山形・平清水焼きの窯元 七右エ門窯